数学科コース（中学部） 指導方針
算数から数学へ 中学受験の知識をフルに生かした橋渡し
算数と数学についての関係性を問われる機会は大変多くあります。多くの議論は本質とは少し離れたものになりがちです。
確かに、指導者の立場から見て、「算数的な発想」と「数学的な発想」は、少々異なるものではあります。しかし、それは二律背反的に他の学域を非難する論拠とはなりえません。
たとえば、中学受験で出題される「場合の数」は中学・高校で学ぶそれとは一線を画す難易度を誇ります。事実、小学部の受講生に余談として大学入試の問題を与えても、「算数の問題」として簡単に解を導くことに成功します。
ただ、一方で、そんな高度な「場合の数」を学んだ受験生であっても、「確率」と結びつけるためには概念の整理が必要となります。
進学塾クレスタでは、小学部の算数指導においては、徹底した「仕組みの理解と整理」を追究する講義を展開しています。製品（公式・定石）を部品（仕組み）のレベルから理解することで、他に部品が転用できる（応用力を発揮する）ことを自然と学ぶのです。
これと同様に、進学塾クレスタ・数学科コースでは、受験算数において既習の範囲については「同じ（復習）」と「違い（数学で初出）」を徹底して指導し、初出の分野については、仕組みのレベルから導入を行います。こうして、算数で学んだ利点を生かし、メリハリのある、深度と最大効率化を意識した講義を展開します。
一方、たとえば、中学１年生の範囲では、代数分野における方程式、説明題、関数等、幾何分野における作図や証明などを中心とした「数学ならでは」の分野については、「０からの導入」を行い、徹底した基礎完成を行います。
進学塾クレスタで学ぶ受講生は、定期考査のみならず、各種模試でも輝かしい結果を残しています。
是非、「少し変わった」数学の世界を、皆さんと一緒に探求できる日をお待ちしております。
数学科コース（高等部） 指導方針
高校数学の本質を見極め、大学受験に有利な礎の完成を目指す
多くの中高一貫校は、中学２年から中学３年の前期で中学生の範囲を終え、高校数学の内容へと移行してまいります。「同じようで違う」変化をつかみそこなった生徒や、「中学受験の貯金のみ」に頼ってきた生徒にとっては、この時期に成績変調をきたしやすい傾向にあります。
「数学は煉瓦塀を築くが如し」と喩えられますが、あいまいな理解の分野を残したまま高校数学と対峙することで、瓦解が生じる場合があります。
進学塾クレスタの数学科指導は、こうした「不十分（時に「忘れた」を含みます）」な分野については迷わず、中学数学に立ち返り、１から仕組みの確認と理解度のチェックを行い、高校数学での完全な知識の完成を目指します。
また、受験数学は、徒に知識の理解度を問われるわけではなく、高校数学までに得た知識を、柔軟に組み合わせて突破していく思考力が求められます。
その点、中学部指導と同様、知識の習得のみならず、その仕組みにこだわった指導を展開して参ります。
中学部・高等部 募集要項
対象(2022年度より改定)
(1) 進学塾クレスタ・小学部を卒業された、国公私立中高一貫校に在籍または在籍予定の中１から高２までのみなさん
(2) 進学塾クレスタに在籍経験のある受講生保護者様からのご紹介(新規入塾生)
※2022年度より、中学部および高等部の一般募集は停止させていただいております。ご了承ください。
※募集定員は小学部とは異なる定員を設けております。ご了承ください。
受講形態
指導効率を重視し、中学部・高等部につきましては、フィックス制※（毎週同一曜日・時間帯）を原則とします。
フレックス制（不定期受講）をご希望の場合は、「定期考査対策」、「模試対策」等の限定的な指導に限らせていただきます。
※原則、代数分野と幾何分野を交互に講義いたします(中学部)。
使用テキスト
原則、進学塾クレスタ・オリジナルテキストを使用します。
［中学部］「導入編」テキストによる先取授業と、「演習編」テキストによる定期考査対策を基軸とします。
［高等部］「導入編」テキストによる、深度ある講義を行います。必要に応じて、「演習編」テキストを導入します。
※学校使用テキスト、定期考査・各種模試等のあらゆる質問については講義内で随時承ります。
※フレックス制では指導効率上、オリジナルテキストを用いません。
入塾までの流れ
2022年度より、中学部または高等部からの新規受講生募集は原則、停止させていただいております。
ご紹介制度等をご利用の場合、お電話(06-6777-1234)にてお問い合わせください。
